今日は、相模原球場で今年初の高校野球感染をしてきました。
選抜王者・東海大相模に、公立№1右腕・水上を擁する戸塚が挑む一戦。
結果は御存知の通り、東海大相模まさかの敗戦です!
戸塚 100 020 000 = 3
東海 010 100 000 = 2
正直、どこへ行くか迷った末に近場を選んでの感染だったのですが、結果的にこの選択は大正解でした^^
以下、感染記です。
試合前、東海大相模の守備練習でのこと。
キャッチャーの横でサポートをする、エース近藤の姿を確認。
そのリラックスした様子から、「今日の登板はないんだろうな~」と思っていました。
相模の先発は、サイドスロー右腕の吉田(背番号17)。
選抜では登板していない投手です。
右打者が並ぶ戸塚打線対策と、投手陣の底上げを狙っての先発でしょうが、その時点で少し余裕を持ちすぎていたのかもしれませんね。
結果が悪かったからそう見えるだけかもしれませんが、今日の相模は全体的に必死さに欠けていました。
初回、吉田は少し緊張していたのか、先頭打者・込宮を四球で出すと牽制悪送球。
3番・赤松のタイムリー二塁打で戸塚が先制します。
しかし、その赤松が5番・石丸の打球を判断ミスして走塁死(三塁オーバーランでタッチアウト)。
私はそれを見て、「すぐに相模に逆転されちゃうんだろうな~」と思いました。
2回裏、森下のライトフライをライトが捕れずに三塁打になり、次打者・三井のゴロの間にホームイン。
すぐに相模が追いつく展開に、「ああ、やっぱりな」という感じでした。
4回裏、菅野のライトフライをまたもやライトが捕れずに三塁打。
そして、またもや三井のゴロの間にホームインで、相模が逆転。
「戸塚はどこまで踏ん張れるかな?」というのが、この時点での印象でした。
しかし、5回表に様相が一変。
唯一の左打者である9番・山田がライトオーバーの三塁打を放ち、2番・新納のセンター前で同点!
さらに新納が盗塁を決めると、相模の佐藤主将が立ち上がって吉田を叱咤。
「打たれてもいいから思いっきり投げろ!」
かなりの大声で活を入れ、これで吉田も気合が入るだろうと思ったのも束の間、赤松がこの日2打点目となるタイムリーをレフトへ。
見事に相模を逆転しました。
このあたりで、私は戸塚ナインが選抜王者相手に全く萎縮していないことに気づきます。
相模ナインと比べるとひと回り小さい選手ばかりですが、気持ちは対等かそれ以上。
絶対に勝つ!と全員が信じて戦っているように見えました。
こうなると、流れは戸塚に傾いていきます。
戸塚は公立校にしては安定した守備力を見せていましたが、唯一不安だったのがライト。
それを、勝ち越した直後の守りからスパッと代えてきます。
代わった國枝は、その後3度のライトフライを無難に捕球。
ヒットも1本打ったし、見事に監督の起用に応えたのでした。
6回表からは、この日の登板はないだろうと思われたエース近藤が登場。
以降の回を0点に抑えますが、3安打1奪三振、最終回にはあわやダメ押し点というピンチを招くなど、万全とはいえない出来。
どうにもピリッとせず、流れを呼び戻すことはできませんでした。
1点のリードを守りきって完投した、戸塚先発の水上。
公立№1投手とかMAX140kmとか聞いており、正統派の本格派投手なんだろうと勝手に思っていたのですが、実際に見た印象は予想とはかなり違う感じでした。
テイクバックの際に右肩が下がり、反り返りながら腕を振る。
脱力を重視した感じの投球フォームで決して見栄えは良くありませんが、球の出所が見難そうなのと、低めに球が集まるのが長所なんでしょう。
特に凄い球を投げるわけではないんですが、自分の特徴をわかった上で、しっかりと「ピッチング」をしているといった印象。
選抜で相模の庄司や長田あたりがやっていたことと、根本的な部分は同じなのではないかと思いました。
それから、気持ちの強さと、場馴れしている印象も感じられました。
1年生からエースとして投げてきて、その1年時には甲子園に行った横浜隼人との大接戦を経験。
きっと、自分たちだってやれば出来るんだ!という強い自負があるのでしょう。
渡辺にはヒットを1本打たれたものの、臼田・田中・佐藤をノーヒットに抑えたのは素晴らしいのひと言。
特に臼田からは2奪三振を奪うなど、選抜王者を相手に威風堂々としたナイスピッチングでした。
お見事!
敗れた、東海大相模。
今日は打撃のチームが打てず(5安打で内2本は実質的には相手の失策)に不甲斐ない内容でしたが、これはこれでいい薬になったのではないでしょうか?
春の時点で全国制覇を果たしてしまうと、どうしても気持ちが守りに入りがちになってしまいます。
若干は燃え尽き症候群的な部分もあったことでしょうし、公立に完敗したという事実で、気持ちを入れ直すいいきっかけになることでしょう。
幸いにして、選抜優勝チームということで関東大会には出れるし、第三シードながらも夏のシード権も獲得。
甲子園での春夏制覇を目指すには、ここらで一回負けておくべきだったのかも?
勝った、戸塚。
2年前、自分たちが惜敗した後の、横浜隼人の躍進は記憶にしっかり刻まれていることでしょう。
今度は、君たちが躍進する番です!
幸いにして、戸塚のブロックは別ブロックに比べると、かなり組み合わせに恵まれています。
決勝まで行けば、関東大会行きが決定。
選抜王者に勝ったチームとして、自信を持って狙ってほしいものです。
昨今、近隣の東京や千葉は私学に負けずと公立が活躍している中で、神奈川の公立には物足りなさを感じていました。
そんな中で今日の試合に感染させてもらったのですから、これはもう期待せずにはいられません。
頑張れ、戸塚高校!
今日は、いいもの見せてくれてありがとう!!!
以上。
(※2試合目は都合により見ていません、あしからず)